運動とEMS

 人間の筋肉には、自分の意思で動かすことのできる「随意筋」と、心臓や内臓を動かす為の筋肉で、自分の意思にはかかわらず動く筋肉「不随意筋」の 2種類に分かれます。「随意筋」は骨格筋とも呼ばれ、運動神経によって動きます。歩いたり、走ったり、手足を動かすのは脳からの指令が運動神経を通って筋肉に命令されるからです。脳からの指令がなければ、筋肉は動きません。運動は、自分が運動しようとしなければ、脳からの指令がないため決して行われないのです。

 しかし、筋肉に電気を流すと筋肉は活動します。つまり電気の力で自分の意思にかかわらず筋肉を動かすことができるのです。この性質を利用して、強制的に運動させるのが EMSです。従って、自発的な運動も EMS運動も筋肉を刺激して動かすという点では同様のものです。

 自発的な運動と EMS運動の異なる点は、EMS運動は特定の筋肉に働き、特定の箇所の筋肉を早く、トレーニングできる点です。また、EMSは、電気の力で動かなくなった骨格筋を動かし、繰り返し使うことにより筋肉を鍛えることができます。

 さらに EMSは、自分の意思とは関係なく骨格筋を動かすことができますので、例えばテレビを見ながらでも、読書をしながらでも筋肉を運動させることができるのです。しかも呼吸器や心臓、関節などに負担をかけることなく筋肉を鍛えることができ、一般的な運動が苦手な方でも、今日から、優れた運動効果が本製品によって得られるのです。

驚異の運動法と言われる理由

 自発的な運動、つまり一般的なスポーツやエクササイズでは得られない優れた運動効果が本製品によって得ることができます。例えば、私たちが自発的に行う腹筋運動では、1回あたりの筋肉の収縮時間はおよそ約3〜5秒程度。それに比べ EMS運動では、約3倍程度まで伸ばすことが可能です。本製品はトレーニングの目的に応じて、2つの収縮のパターンが設定されています。通電 (収縮) 時間に対し、一定の休止時間を設けるのも特長のひとつです。また通常では意欲が低下し、継続できないような長時間の運動が、本製品によって最大 60分までの連続運動を可能にします。

これが、自発的な運動ではなかなか鍛えられない筋肉を EMS運動でらくにトレーニングできる理由です。